葬儀が執り行われているということは当然、通夜も執り行われていることだと理解されているはずです。通夜とは、故人と生前に親しい関係にあった方々が一晩中、故人に付きとい、故人との別れを惜しむ儀式です。近年は通夜の傾向も変わりつつあり、18時よりスタートし、19時に終わる、約1時間程度終わる“半通夜”と呼ばれるお通夜の形式がとられることが多くなっています。また、告別式に出席できない方が告別式に出席する代わりとして通夜に参列される傾向も近年は強くなっています。家族葬と一般葬では通夜の形も異なるのでここで詳しく解説をしていきます。
家族葬における通夜の特徴
葬儀を準備する側の対応
家族葬も一般葬同様、通夜を執り行うことが可能ですが、あえて通夜を執り行わないというプランを選ぶことも可能です。ご家族・ご親戚のみとなる家族葬なので通夜は必要ない、家族葬でも通夜は必要、この点をはっきりさせておくことが大事です。ちなみにですが、家族葬で通夜なしにされたほうが費用は抑えられます。
第三者としての対応
まず、家族葬がご家族・ご親戚(親しい知人が参列される場合もあり)のみで執り行われているということが大前提となりますので、事前に家族葬だとわかっていれば、通夜に参列されず辞退することが一般的となります。また、家族葬においては香典を辞退するケースも近年は一般的になっています。
葬儀を準備する側・親族として注意しておきたいこと
家族葬を執り行いたい場合、まず注意しておきたいのが最安 or 格安プランには通夜が付帯されない場合が多いということです。もし、通夜を執り行いたいのであればまずは通夜がオプションとして付帯されているものを選ぶ必要があります。通夜が追加されるだけで10〜20万円ほど費用が高くなりますので、そのあたりを考慮してプランの選択を行ってください。
また、通夜をされる場合、ご家族をはじめ、ご親戚の方々へ連絡をすることも忘れてはなりません。さらには、故人との関係がある方々への連絡も必要です。例えば、連絡が正確に行き届かず、故人の友人などが家族葬であるのにも関わらず来てしまうという例がなきにしもあらずです。また、香典が不要なのにもかかわらず香典を持ってきてしまうという例も考えられます。家族葬を執り行う側として事前にしっかりと連絡をしておくことが大切だといえるでしょう。
第三者として注意しておきたいこと
「知り合いの方がなくなった」という場合を例にとってみましょう。葬儀の有無の連絡というのは悲しいことですが関係が浅い人ほどメールなど簡易なもので知らされるものです。となると、詳細がよくわからないことも多いんですよね。ただひとつ知っているのが「家族葬」であるということだったとしましょう。もしあなたが故人の方と親族ではないただの知り合いであれば、家族葬である場合、参列を遠慮されるべきです。家族葬は通夜を行わない形式もありますが、通夜を行なう形式もあります。家族葬は一般的にご家族・ご親戚のみで行わますので、参列された場合にご遺族の方が戸惑われます。弔問はもちろんのこと、家族葬の場合は弔花や香典なども辞退されるのが一般的です。
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