近年「家族葬」と選ばれる葬儀形式がとても増えていることをご存知でしょうか?身内だけで心のこもった葬儀を執り行いたい、また、あまり大規模で行いたくない、費用を抑えたいために家族葬を選ぶ、準備の大変さを知っているので手軽に行える家族葬にしたい、など家族葬を選ばれるのには様々な理由があります。どんな理由でもそれは故人を偲ぶことには変わりありません。一般葬でも家族葬でも基本的には葬儀社へ依頼することになりますので、いい葬儀社を見つけ出し依頼することが大事です。ここでは葬儀社の賢い選び方と注意点について詳しく解説します。
家族葬ができる葬儀社を選ぶときの3つのポイント
家族葬を選ぶ理由のひとつに費用を抑えたいということが挙げられるでしょう。ということは、明瞭な料金体系であるということも当然求められるはずです。最近でこそ悪質な葬儀社は減っているのですが、まだまだ注意が必要です。例えば、家族葬プランの費用は安いんだけど、ご遺体の搬送や安置など肝心の費用が含まれていないなんてことが、ないとは言い切れません。家族葬プランを選ぶときは、最低でもご遺体の搬送・安置、告別式、初七日法要、火葬に関わる費用がすべて含まれたプランを選びましょう。“に関わる費用”ですから、例えば、搬送・安置・火葬の際の寝台車の費用やご遺体のドライアイス、受付セット、遺影写真、骨壷・骨箱、自宅飾り、会葬礼状など細かいところもすべて含まれているのか確認しましょう。場合によってはここに通夜をオプションとして追加することもできます。通夜を追加した場合、費用は10〜20万円増しになります。
悪質な葬儀社の中にはとにかく契約を急かそうとするところが多いです。これは1.とも少し関係のある話で、契約を急かすことで追加費用を発見させないための手法です。こういった悪質な手法に引っかからないためにも、プランを選択する際に細かい部分まで説明をしてくれる葬儀社を選ぶことが大事なります。例えばですが、言葉だけで伝えるだけの葬儀社よりも、パンフレットを使って説明してくれたほうがいい葬儀社といえます。ただし、説明が細かいだけではダメです。説明が細かく、さらにこちらからの質問に対しても丁寧に答えてくれる葬儀社がいい葬儀社と言えます。費用に関して質問をした際に丁寧に答えてくれる葬儀社はなおいいです。
葬儀社には各々、様々なプランが用意されています。ウェブサイトに色々なプランがあるのに一番高いプランばっかりおすすめしてくる、これでは困りますよね?葬儀社の気持ちもわからなくはないですが、費用がかからないプランもあれば、費用が高くつくプランもあるということを葬儀社側から知られてくれたほうがいい葬儀社といえます。また、それぞれのプランの違いについてもしっかりと説明してくれるとなおいいです。最低でも2プラン、理想としては3プランぐらい提案してくれると嬉しいところ。
他には、実店舗を持っているかどうか、ということも意外に大事だったりします。実店舗をもっている葬儀社のほうが安心して任せられます。また、過去に執り行った葬儀の実例を参考としてみせてくれる葬儀社もいい葬儀社だといえますね。実例・実績があるということほど安心材料になることはありません。さらに、支払い期日が近くないということも大切でしょう。人の死というのはいつ訪れるものかわかりませんから、急な葬儀でもしっかりと支払いを行えるように支払い期日には余裕をもたせてくれるほうがありがたいです。支払い期日に余裕がなくても、分割払いが可能だったりすればいい葬儀社だといえると思います。
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