近年、家族形態などの変化に伴い、増加傾向にある「家族葬」。“葬儀は盛大に行われるもの”というイメージは年々変化しつつあり、しんみりとしながらも故人に想いを寄せられる葬儀を、ということで最近はご家族・ご親戚のみでの家族葬が選ばれています。家族葬は一般葬に比べて費用を抑えられるため、負担軽減になるということで注目を集めています。もちろん、費用を抑えられるという以外にもメリットはあります。そもそもの話、家族葬の費用の相場はどのぐらいなのでしょう?近年、家族葬は増加傾向にあるということで実際にはまだ参列したこともなければ、準備に関わったことのない方がほとんどでしょう。ここでは家族葬にかかる総費用・相場についてみてみます。
家族葬の相場は地域によって異なる
まず、覚えておきたいのは葬儀は地域によって相場・費用が異なるということです。これは昔からの習わしなどによって、葬儀に必要な道具や習慣などが異なるからです。例えば、東京など人口が密集する地域では慢性的に葬儀場が不足しがちと言われていて、1週間先まで予約で埋まっているということもあるため、葬儀場を押さえることなども考慮され、他の都道府県に比べて費用の相場が高くなってしまいます。逆に昔からご高齢者の多い地域で、葬儀場の数が足りていれば、相場も低くなると言えます。
地域によって相場に違いはあるものの、家族葬の場合は30万円前半〜120万円近くかかるものだと覚えておくと良いでしょう。一般的には、参列者が少ない・規模が小さいほど費用が抑えられるといえます。ただ、費用は葬儀社によって決められますので費用を抑えたいのであれば葬儀社選びが大切になります。
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家族葬にかかる費用の実例・詳細
ここでは、ある葬儀社の家族葬の費用実例をご紹介します。実際に今でも執り行われている葬儀形式になりますので参考になるかと思います。ある葬儀社のお客様満足度99%を誇る「故人を偲ぶ家族葬(仮)」というプランのお話です。
故人を偲ぶ家族葬は、これまで儀式として行われた弔問などを項目から除外した葬儀形式です。必要ではない項目を除外することによってより費用を抑えることができます。通夜振る舞いや精進落としなどお食事、返礼品などはございませんが、ご遺体の搬送・安置、通夜、告別式、式中初七日法要、火葬などが執り行われ、その他、葬儀にかかる必要な品物・サービスをすべて含み、495,000円で家族葬が執り行われます。この費用の他には一切かからない明瞭な料金体系になっています。
最近ではこういった「●●円以上かかりません」といった明瞭な料金体系を用意した葬儀社が増えていますので、葬儀社を選ぶときの一つの目安にされてみてはいかがでしょうか。プラン決定後、費用を次々と追加する葬儀社もまれにありますので注意して選びたいものです。
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